00:00:00 [ JST ]

Yogo / 20・22 PIECES スタッフ

旅先でのシンクロニシティが、自分を解放してくれる

Yogo / 20・22 PIECES スタッフ

旅先でのシンクロニシティが、自分を解放してくれる

違和感の正体を探しに、ヨーロッパへ

自分は本当は、どんな場所で、どんな人たちと、何をして生きていきたいのか? 26歳の時の、バンドメンバーとの二人旅が、僕に人生を考えるきっかけを与えてくれました。
当時、僕は千葉県の南房総の一軒家を改装してスタジオを作り、バンドメンバーと音楽中心の暮らしをしていました。引っ越したばかりではありましたが、好奇心のかたまりだった僕たちは「自分たちが影響を受けている音楽はどんな場所で生まれたのか」を知りたくて、そのままヨーロッパへ旅に出ることに。ビートルズなど好きな音楽から受け取るメッセージと、日本で求められる「正解」や「常識」との間にズレを感じていた僕は、自分の足で違和感の正体を確かめに行きたい、という思いも持っていました。

音楽の聖地で、場が持つパワーに圧倒された

フランス、イギリス、ドイツ、チェコ、イタリア、スペイン、ポルトガル……。ヨーロッパ各国を回りましたが、印象的だったのはイギリスとドイツです。
イギリスでは、世界的に有名な録音スタジオ「アビー・ロード・スタジオ」を目指してロンドンへ。街並みや人々の暮らしなど、目に入るものすべてが洗練されていると感じ、降り続く雨でさえ美しく見えたことを覚えています。一方、ドイツではベルリンの伝説的なクラブ「ベルクハイン」へ。厳しいセキュリティチェックを乗り越えてたどり着いた先で、時間を忘れて朝まで音楽に夢中になりました。音楽の聖地を巡ることは、自分の人生を支えてきたものにダイレクトに繋がる、心震える体験でした。

旅先で触れる「自由」に、自分が解放されていった

一番刺激を受けたのは、ヨーロッパの人たちが持つ「自由さ」です。みんなが揃いのバンドTシャツを着る日本のフェスとは違って、そこでは年齢や服装に関係なく、思い思いに音楽を楽しむ人たちの姿がありました。周りの目を気にせず自分のペースで生きる姿を見て、僕は知らず知らず縛られていた自分に気づき、「もっと自由に生きていい」と思えるようになりました。

僕は旅に、日常生活のリピートでは感じられないシンクロニシティを求めているのだと思います。「来るべくして来た」「出会うべくして出会った」、旅先ではそう思える瞬間が必ずあります。この運命的な出会いはいつも、日常で凝り固まった「当たり前」や「しがらみ」を壊してくれます。

新しい地で生まれ続ける、自由な感性

帰国後はバンドメンバーと楽曲制作に取り組みましたが、お互いの思い入れが強かった分、時間がかかって苦戦しました。そんな中、南房総のスタジオが巨大な台風に襲われ、屋根が吹き飛んで部屋の中がめちゃくちゃになるという事件がおきました。これをきっかけに一度東京へ戻ったタイミングで、レコーディングもひと段落つき、自分の中で一つの区切りを迎えた気がしました。その時、ふと思いついた土地が「京都」でした。今回も、新しいインスピレーションを求めていたのかもしれません。

今は京都で暮らしながら、一人でアンビエントミュージック(環境音楽)を作っています。そのスタイルが、都市と自然がちょうどよいバランスで混ざり合う京都のカルチャーに、すごく合っているんです。鴨川のほとりで作曲していると、ビートルズの「レット・イット・ビー」の歌詞が自分に重なります。次にリリースするアルバムのタイトルは「WORLD COLLIDE(世界が交差する)」に決めました。旅で見つけた自由の感覚は、こうして今も僕の日常に息づいています。

BACK TO LIST

21-1, Higashikujyou-Higashisanno-cho, Minami-ku, Kyoto 601-8004 Japan   
TEL : 075-644-5878  / FAX : 075-746-3535  

カスタマーハラスメントに対する基本方針

Copyrights (C) PIECE Co., Ltd. All Rights Reserved