00:00:00 [ JST ]

Midori / BAND HOTEL HAKATA マネージャー

どこに行き誰と出会い、何を感じるのか。旅と人生はいつも自分次第。

Midori / BAND HOTEL HAKATA マネージャー

どこに行き誰と出会い、何を感じるのか。旅と人生はいつも自分次第。

何気なく出発した、北日本一周の自転車旅

大学を卒業後、まだ自分の目標が定まっていなかった25歳の夏。オーストラリアにワーキングホリデーに行くと決めた後、出発までの空いた期間で、京都から北日本を一周する自転車旅に出ることにしました。当時、人力車の仕事もしていた私は体力に自信があり、わりと気軽な気持ちで出発したのですが、出発からわずか3日で膝が悲鳴をあげました。「もう帰ろう」と本気で思いましたが、いったん旅館に泊まって体を休め、なんとか立て直し再出発。その後ペースを掴んで、旅が軌道に乗ったものの、道中は話し相手もおらず孤独が募っていきました。

一人旅を支えた、予想外の出会いの連続

状況が変わったのは、北海道に入ってからです。実は自転車で日本を一周する旅人たちの間には、青森の「ねぶた祭り」で集合する文化があり、今回の私の目的もそれでした。北海道では、道中やライダーハウスで同じ目的の旅人に次々と出会い、祭り会場に着く頃には友達は20人以上になっていました。みんなで迎えた祭り期間は、テントを張って寝食をともにしながら、揃いの衣装で祭りに参加。まさかこんな展開になるなんて、出発前には想像もしていませんでした。

祭りを一緒に楽しんだ友人の中には、BMXと小さいバッグ一つで日本一周している、かなり変わったやつもいました(笑)。祭りの後、彼が暮らしている の地元の小笠原諸島を訪れた時は、島の人たちと一緒にまるで暮らしているかのような10日間を過ごすことができました。

旅先ではいろいろな景色を見ましたが、一番心に残っているのは「人との繋がり」です。通りがかりのバスの運転手さんにご飯をご馳走してもらったこともあれば、東日本大震災の被災地を訪れた時、仮設住宅のお寿司屋さんで働かせてもらったこともありました。旅先で受け取った優しさは、今でも忘れられません。一人旅で誰かに声をかけてもらうと、自分の存在に気づいてくれたと感じ、心が動きます。「認めてもらえた」という感覚に近いのかもしれません。

旅も人生も、選択の連続。
今度は自分が、誰かの旅を支えたい。

今振り返ると、あの自転車旅はたった4ヶ月とは思えない濃密な時間でした。もちろん、思うように進まなかったり、ひとりで孤独を感じたり、楽しいことばかりではありません。それでも旅を続けていると、また新しい景色に出会い、誰かと出会い、そこから生まれる気づきがある。どこへ行き、誰と出会い、自分は何を感じるのか。その一つひとつを自分で選んでいく中で、人生も旅と同じかもしれないと思うようになりました。どちらも自分次第で、その選択に後悔はありません。

また、旅を続ける中で自分は何より「旅をしている人たちに出会い、その時間を共有すること」が好きだと気づきました。これからも旅人に出会い、そして今度はその思い出を作る側になりたい。そう思い、今はホステルの仕事をしています。私が多くの人に声をかけてもらったように、次は私が誰かの旅、ひいては人生を豊かにするお手伝いができれば嬉しいです。

BACK TO LIST

21-1, Higashikujyou-Higashisanno-cho, Minami-ku, Kyoto 601-8004 Japan   
TEL : 075-644-5878  / FAX : 075-746-3535  

Copyrights (C) PIECE Co., Ltd. All Rights Reserved